【徹底解説】知っておきたい不動産用語 〜住宅性能必須項目〜
こんにちは!
大通エージェンシーです🏠✨
本日も「不動産用語」の解説をしていきます!
第10弾は……
『住宅表示性能の表示必須項目』です!
今回も前回の「等級」の続きです!
前回は新築住宅の性能項目10分野について解説しました📕
その中でも必須項目と呼ばれるものが4つあります。
①地震等に対する強さ(構造の安定)
②柱や土台等の耐久性(劣化の軽減)
③配管の清掃や補修のしやすさ、更新対策(維持管理・更新への配慮)
④省エネルギー対策(温熱環境・エネルギー消費量)
それぞれ等級の数字によって性能がどう変化するのか解説していきたいと思います💪✨
①地震等に対する強さ(構造の安定)
構造の安定に関する項目の為、地震に限らず暴風、積雪に対する強度もこの項目に含まれます。
1.耐震等級(地震)
基準:東京を想定した場合、震度6〜7程度に対応できる強度
等級1:基準の1.0倍
等級2:基準の1.25倍
等級3:基準の1.5倍
2.耐風等級(暴風)
基準:日本の各地域ごとに30m/s〜46m/sの間
等級1:基準の1.0倍
等級2:基準の1.2倍
3.耐積雪等級(積雪)※多雪区域のみ
基準:地域により異なる
等級1:基準の1.0倍
等級2:基準の1.2倍
②柱や土台等の耐久性(劣化の軽減)
基準:構造部材等の基準への適合
等級1:基準レベル(1世代の耐久性25〜30年)
等級2:2世代の耐久性50〜60年
等級3:3世代の耐久性75〜90年
③配管の清掃や補修のしやすさ、更新対策(維持管理・更新への配慮)
維持管理対策等級(専用配管)
等級1:等級2に満たない
等級2:基本的な措置
・他の住戸に入らず専用配管の維持管理ができる
・躯体を傷めないで点検及び補修を行うことができる
等級3:特に配慮した措置
・等級2の条件に加え、躯体も仕上げ材も傷めないで点検・清掃を行うことができる
④省エネルギー対策(温熱環境・エネルギー消費量)
1.断熱等性能等級 ※地域により具体的な基準の数値は異なる
等級1:特別な対策等なし
等級2:昭和55年に制定された基準(旧省エネ基準)に適合する程度のエネルギー削減を得られる対策が講じられている
等級3:平成4年に制定された基準(新省エネ基準)に適合する程度のエネルギー削減を得られる対策が講じられている
等級4:平成28年に制定された基準(次世代エネ基準)に適合する程度のエネルギー削減を得られる対策が講じられている
等級5:ZEH強化外皮基準に適合する程度のエネルギー削減が得られる対策を講じた住宅
等級6:暖冷房にかかる一次エネルギー消費量の削減率が概ね30%(HEAT20 G3相当)
等級7:暖冷房にかかる一次エネルギー消費量の削減率が概ね40%(HEAT20 G2相当)
※HEAT20とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」のこと。屋根や外壁、床、窓などの「外皮」と呼ばれる部位について、断熱、遮熱などといった性能の評価基準を設定している。
2.一次エネルギー消費量等級
等級4:省エネ基準
等級5:省エネ基準より10%以上エネルギー消費量削減
等級6:省エネ基準より20%以上エネルギー消費量削減
等級1:その他(等級2〜3はなし)
それぞれ等級の最大値が違いますね🤔
技術の向上により更に高い性能になることで等級も更新されています。
何年後かにはまた増えているかもしれませんね😆✨
そうなると今高いと思っている等級も当たり前になってくるかもしれません。
家を買う、建てる際にはぜひチェックしてみてください🔍